※膝丸が二振りいる
※ 一振り目の膝丸と付き合っているのに二振り目の膝丸にNTRレイプされ淫紋をつけられる
※淫語、ハートマーク♡乱舞
朝 起きたら メッチャ犯されていました。
「ん、んんっっ……?!」
なんか股に異物感がある気がして唸っていたが、きっと夢だろうとタカをくくって惰眠を貪っていた。私は夢の中でも五感がハッキリしているほうで、とてもリアルな夢を見ることがよくあるのだ。
が、どんどん違和感は強くなり、とうとう眠りの世界から引きずり出される。
そして目にしたものは、私の真上に覆い被さって荒々しく腰を振っている男の姿だった。
「おや。お目覚めか」
汗ばんで息を切らしている男がふっと微笑むと鋭い牙がのぞく。寝間着の襟がはだけて、白い肌に浮かぶ鎖骨が濡れて光っている。相当色っぽい。寝起きの頭がクラクラするほどには刺激が強すぎだ。
「えっ、え、ひざまる?」
なんでここにいるの。
いや、彼とは一応恋仲だから、寝室に招くことも同衾することもたまにあるんだけど、寝込みを襲われたことはいまだかつてなかった。
付き合いはじめてからも真面目な彼は私を気づかってむやみに体を求めることはしなかったし、えっちのときも私に無理をさせないようにと焦れったいほど優しい手順で抱いてくれる。
そんな紳士的な膝丸が寝ている私を襲うだなんて。
「えっ、……あれ、っていうか、ほんとになんで」
意識が覚醒してくると疑問がむくむくと大きくなっていく。だっておかしい。私の恋人は昨日から遠征に出ているはずだ。練度の高い太刀を数振り組み込む必要があったので、寂しいのをこらえて膝丸を送り出した。つい昨日のことだ。こんなに早く帰ってくるはずがない。遠征期間は三日間のはずだ。
そして理解した。
これ、私の恋人の膝丸じゃないわ。
二振り目だ。
それに気づくと一瞬でさあっと血の気が引く。男は私の青ざめた顔を見てにやりと意地悪く微笑んだ。
「気づいたか」
「あっ、あ…あ、なんで、二振りめ、ここに」
至近距離で見上げる顔は一振り目の膝丸と全く変わらない。しかし身に纏う雰囲気は異なっていた。ぴりぴりと刺すような、まるで獲物をいたぶる獣みたいな、殺気じみた空気を発している。
思わず逃げようとして布団の上で体をよじらす。が、逃がさないと言わんばかりに手首を掴まれて縫い止められてしまう。恐怖に慄く目で見上げたとたん、ぐうっっと下半身に加わる重みが増えて、
「ひっ、い?!」
ぐちゅ、
結合部から水っぽいやらしい音が響いて鼓膜を震わせる。熱い肉の塊が股にぶっ刺さっていた。完全にハメられている。いったん意識してしまえばそこを押し広げられている異物感で頭がいっぱいになってしまう。
「逃げる必要はないだろう? いつも『俺』とこうして交わっているのではないのか?」
「やっ、やだ、膝丸、やめてよ」
「そうはいうが、君のここは俺を咥え込んで離してくれないぞ」
ぐにゅっと奥まで固くて太いものが侵入してきて、お腹の中に感じていた圧迫感が増える。どうしてこんなに濡れているんだと思って愕然とした。寝ながら犯されて感じていたのか、それとも挿れる前にローションみたいなものを仕込まれたのか。
しかし懸命な思考もすぐに止まる。
「ひぃいいっ…あ、ああっだめ、だめ……」
ぬちゅ、ぬちゃ、
緩く動かされると、濡れたヒダがちゅうっと膝丸に吸いついた。狭い肉の穴で扱くように、ずぶずぶと陰茎が出たり入ったりする。
「あっ、あああああっ……!」
「主の中は温かくて…気持ちいいな…っ…、一振り目は、いつもこんないい思いをしているのか」
「あっ、あうっ! ひとふり、めっ、」
一振り目の、私の膝丸。留守中に二振り目の自分が恋人をレイプしていると知ったら、さすがの彼もブチ切れるだろう。こんなことをしているのがバレたら破壊されるよ!
「あっ、ひざまる、今すぐやめて、っやめたらゆるしてあげる!」
「一振り目の『奴』に、主をよろしくと頼まれたからなあ……閨の務めも果たさなければならぬだろう?」
「そんなの…ぜったいにちがう…!」
必死に呼びかけるが彼はふふんと鼻で笑うのみだった。
「本当はやめてほしくないのだろう? 顔も体も同じ『俺』に犯されて善がっているのは君だろう?」
一振り目と同じ顔をした膝丸が、射据えるように私を睨む。なんの抑えもない、隠そうともしない欲で濡れて、目の前の獲物を食い尽くしてやろうとする獣の瞳。あ、あ、こんなのは、見たことがない。私の膝丸はこんな目をしない。きゅんとお腹の中が締まる。
それに気を良くしたのか、膝丸はゆっくりと揺らしていた腰をぐんと激しく打ち付けてくる。ぶっとくて熱いのが肉の重なりを押し分けて中の汁を掻き混ぜながら襲ってくる。
「ふぁっ、ん、ん、んんっ、ふかいよぉっ、お」
「あぁ…主の中、気持ちいい…こんなに濡れているのにちゃんと締め付けて…、俺で感じてるんだな」
広げられた足を閉じようとするが当然、股の間に居座る男の背に阻まれて無駄な足掻きに終わる。むしろ甘えるように足を絡みつけるような格好になってしまった。あんあんと馬鹿みたいに喘ぐ私に膝丸は容赦なく欲をぶつけてくる。股を広げてずこばこと犯されて抗いようがない。
「やだぁ……あ、あんっ、ン、やだやだぁっ…!」
「嫌ではないだろうっ、こうして一振り目とも交わっているくせに…! 奴にも中を擦られて…突かれて、善がっているんだろう…?!」
ふるふると首を振って涙を流す私を一層はげしく攻め立てるように、膝丸は一度ぎりぎりまで引き抜いたあと、先端の膨らんだところだけを浅くぬぽぬぽと出し入れしはじめる。敏感な膣の入口を雁首で執拗に引っ掻かれて、気持ちいいのともどかしいのが背筋を這い上ってくる。
「あっ、ン、ンンンンっ」
キュウキュウっっと柔らかなヒダが収縮して、奥へ奥へと膝丸を誘い込むみたいに亀頭に吸い付く。一瞬うっと息を詰めた膝丸は、ついに我慢できなくなったのか一気にそれを突き立ててきた。
「っなんていやらしい、君の体はとんだ色狂いだなっ!」
「あああああああッッ!!!!」
───ばちゅん!
粘膜同士が擦れ合う水音と共に、身体の奥深くまで貫かれたのを痛感する。あまりの衝撃にぴくぴくと全身が打ち震える。堪え難いほどの圧迫感。中をみちみちに押し広げて深々と侵入した肉棒に、子宮口まで押し潰されている。
頭の中が真っ白な快楽の色に塗り替えられてしまう。
間を置かずに、膝丸は荒々しくピストンを開始する。余裕なくのしかかるみたいに体重を乗せて、下腹部をバコバコと叩きつけるような激しい腰使いに悲鳴を上げる。
「あっ…はげしっ…やら、やあっあああああッッ!!」
「あるじっ、あるじっ! 俺を見てくれ…あんなやつではなく俺でもいいだろうっ? 同じ『膝丸』なのだから!」
「あ゛、あっっ! だめ……イく……!」
気持ちいい。こんなに激しく容赦なく求められたことってない。
中をぐちゃぐちゃにかきまわされて、もう、だめ、耐えられない。気持ちいい…
いく。イクイクイクイクうぅっ…っっ!!!
ぶわっと全身の熱が上がる。汗やら涙やら愛液やらいろんな体液を噴き出しながら絶頂する。
寝起きの体に絶頂の快感はキツすぎた。目の前が点滅して、声にならない悲鳴を上げながら布団の上で体を仰け反らせる。
膝丸はひくひくと痙攣するしかない私の腰を掴むと指先を食いこませてきた。
「達したのか…ふふ、可愛らしい…こんな君を見れるのが一振り目だけだなんて不公平だろう?」
あわせてもう片手で、なだらかなお腹をぐっと押さえ込んでくる。膝丸の剛直が入っているところを上からゆっくりとなぞり、さらにその奥、子宮のあたりで手のひらを止める。
「はぁ…今から此処に、俺の子種を出すからな…」
「ひ、っ…?!」
え、待って、中は駄目だ。恋仲の膝丸とだって万一のことを考えて避妊しているのに。恋人ですらない相手の子供を孕んだらたまったものではない。
「だ、だめだよ…! そこにだしたら、赤ちゃんできちゃうかも……」
力を振り絞って膝丸の手を掴み、哀願するが、彼はニタリと嗜虐的な笑みを浮かべるのみだった。
「奴より先に俺の子を孕んだら、俺のものになってくれるか?」
「……は?」
不穏な気配にお腹の中がわななく。
やばい。
妊娠させられる。
フーッフーッと獣じみた息を吐きながらぐっと腰を押し進められる。内ももに汗ばんだ膝丸の肌が密着した。
「出すぞ、主…! ああ…君の胎に俺の種を植え付けてやるからな…!」
「やっ…やだぁ……!」
「駄目だ…ここに、俺の証をつけてやろう、っ、う、はは…自分のものに印をつけておかないなんて馬鹿な男だ、あいつは」
「あ、や、やだやだやだっ!? あああああっ!!?」
がっしりと足を抱きかかえられて抵抗虚しくガンガンガン!! と形が変わるくらいに突きまくられる。泣いて嫌がる私にはお構いなしに、膝丸は欲望のままに腰を打ち付け柔らかな肉を掻きむしる。男に快楽を与えるだけの穴にでもなった気分だ。それでも押し寄せる快感の波に抗おうとしたが中で暴れまくるちんぽには勝てなかった。イく。もうイく…!
「あっああっ、だめ、も、だめぇえああ……ああんっ」
「うっ…ぐ、出すぞ、俺のものになれ…!」
「あっやだぁ゛…イっちゃうの…! やだああ…!!」
あ、だめ、もう、だめ、おまんこイかされながら種付けされちゃう…!
必死で腰を離そうとするが途端にびくっと膝丸の体が震え、お腹の中にどぴゅ、どぷっと濃厚な白濁が注がれる。それと同時に下半身から脳に貫くような快感が走って、膝丸と調子を合わせるように絶頂してしまう。
降りてきた子宮口が精を搾り取るように、まだ射精を続けている彼のものに吸い付く。奥の奥に吐き出された精液がお腹に溜まってどんどん重くなっていく。
「あ゛、あっ、あ、あ……」
出てる、太いのが中でびくびく震えて、そのたびに絡みつくような濃い精液を注ぎ込まれてる。無防備にイカされている間も膝丸は私の股間にぐいぐいと腰を押し付け、胎内に少しでも多くの精を流し込もうとする。
「主…ああ……残らず注いでやるからな…!」
「やだぁ…! あっ、あ…ひざまる、っ精子、多いよぉ…」
「はぁっ、はぁー……すまない♡ 」
どんなに頭で拒否をしても甘く痺れた体はもはや逃げることを放棄していた。だらりと力無く下敷きになったまま膝丸の気が済むまで種を植え付けられる。
しばらく快感の余韻に浸っていたが、ふいに膝丸の手のひらがぐぐっと下腹部に押し付けられた。
「……んっ…?!」
子宮のあたりに焼け付くような熱い感覚が生まれる。思わず顔をしかめながら重たい首を上げてそこを見やると、見覚えのある模様がお腹に浮かんでいるのだった。
「俺のものだという印だ」
それは竜胆と扇をあしらった、刀剣男士・膝丸の紋だった。
子宮の上に刻みつけられているらしい紋を膝丸の指がゆっくりとなぞると、途端にそれは強烈な刺激となって私を襲う。達したばかりだというのにお腹の中が炉心のように熱くなって、まだ入っている膝丸のものをずりずりと扱き上げるみたいに蠕動する。
「うっ…?! なに、これ…?!」
「ははっ、さながら淫紋だな」
膝丸が紋を撫でるのをやめると、火照っていた体は嘘みたいに平素の落ち着きを取り戻す。
放心しているうちにずるるっと萎えかけた性器が抜かれた。情けなく口を開いた穴からは混じり合った二人の体液が垂れて布団に染みをつくっていく。
冷静になってくると危機感が広がってきた。
……これ、どうしよう。
私は大変なことをしてしまったのでは…?
青ざめる私とは反対に、膝丸は心底嬉しそうに腹の紋を見つめていた。
「いい眺めだ……その紋は俺にしか消せないぞ。俺に君を奪われたと知ったら、間抜けな一振り目はどんな顔をするだろうな」
くつくつと喉を鳴らして笑う二振り目の膝丸を見ながら、私の心は氷点下まで温度が下がっていった。
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