※授乳手コキ(?)オナホコキなど、膝丸が攻められてる
※後半は膝丸が攻めます



ガリッッ

「痛っ!!」

悲鳴と共にべちんと肩口にあった頭を叩けば、彼は慌てて口を離した。

「す、すまない」

謝られても時すでに遅し。遠慮なく牙を立てられた肩からは血がにじんでいる。
彼女はふつふつと怒りをたぎらせながら肩の傷を押さえた。

「ねえ……噛まないでって、何度も言ってるでしょ…」

本気の真顔で睨まれ、さすがの膝丸もひるんで体をずらした。
重なり合っていた体が離れると素肌がむき出しになってしまい、主はさりげなく手で己の胸元を隠す。膝丸から距離を取るように後ずさると、これ以上続行するつもりはないとでもいわんばかりの冷たい表情で彼を見やった。
そんな様子を見て膝丸は泣きそうな顔をする。

「すまない……つい、力が込もってしまって…」

正座をしてしょぼんとうなだれる姿は犬のようである。ふだん気丈な彼がしおらしく縮こまる様は憐憫を誘うが、主は態度を軟化させることはなく、心底うんざりだと深いため息をついた。おもむろに立ち上がると部屋の照明をつける。蛍光灯のまばゆい光に目を細めた。

「…膝丸、見てよ」

ばっと腕を開いた彼女のあらわになった裸体を見て、一瞬呆気に取られた後、膝丸は真っ赤になった。

「あなたが毎回毎回やたらめったらに噛み付くから、私の体は傷だらけなんだよ」

上は首筋から下は太ももに至るまで、数え上げるのが面倒なほどに、くっきりした歯型と赤い鬱血痕が彼女の肌を彩っているのだ。前回の痕が消える前に新しいものを刻まれる。情交のたびにつけられる噛み跡は主と膝丸が閨を共にするようになってから減ることを知らなかった。

「こんな体だから肌が見える服が着れないんだよ?! 血が出るくらい噛むこともしょっちゅうだし…もういい加減にして!」
「あっあるじ!! すまない…そんなことになっていたとは」

夜目のきかない膝丸は、薄闇の中では主の肌をはっきりと確認できないのをいいことに、手当たり次第に牙を立てていたのだった。

「噛まないでって何回も言ってるのに聞いてくれないし…! 膝丸の歯は尖ってるからけっこう痛いんだよ…?!」

ふるふると拳を握りしめている彼女の怒りはそう簡単には鎮まらない。

「主…! 本当にすまなかった、まさかそこまで君を傷つけていたとは思いもしなかったんだ」
「…………」

必死に平身低頭する膝丸だったが、ちらりとその胡坐を見やった彼女はビキビキと額に青筋を浮かべる。

「反省の色が見えないんだけど……」

蛍光灯の白々しい光の下、彼の股間の一物は申し訳なさに縮こまり頭を下げるどころか、隆々と勃ち上がって反り返っているのである。ちんぽに反省の色が見えない。いや、愛する彼女が目の前で裸になり、己がつけた噛み跡をさらして仁王立ちしているのだから無理もないのだが、主にとってはそんな男側の都合など知ったことではない。

「もう膝丸とはセックスしない…!」
「なっ?! 」
「噛み癖を直してくれるまでセックスしないから!! 本気なんだからね!」
「そんな…! 次からは決して歯を立てないと約束する……! だから頼む…君に触れられないなど耐えられない! 悲しいことを言わないでくれ…!」

普段の凛々しさや矜持はどこへやら。畳に這いつくばり悲痛な表情で叫ぶ膝丸は哀れそのものであった。

「……ふーん。じゃあ、私の言うことを聞いてくれる?」

なにやら良からぬ思いつきを得たらしい彼女は腕組みをして膝丸を睥睨する。

「あ、ああ! 君の望みなら何でもしよう」
「……膝丸がそんなに私と寝たいなら、お仕置きプレイに付き合ってもらおうか」

傲岸に唇の端を上げた彼女に膝丸は肝が冷える思いをしたが、一方で予期せぬ事態への期待にぞくぞくと震える心地がしたのだった。







「はーい♡ 膝丸ちゃん♡ こっち向いてー♡」

満面の笑みで膝丸をのぞきこむ主。
その膝の上に頭を乗せて横になって、膝丸は凍り付いた顔で彼女を見上げていた。

「あ、あるじ……」
「も〜赤ちゃんは喋らないでしょ? なんて言うんだっけ?」
「……ば……ばぶ…」

涙を溜めて震える瞳で膝丸がつぶやく。
どうしてこんなことになったのか。ピンク色のおしゃぶりを咥えさせられた膝丸は愕然としながら目の前で振られるガラガラを見つめる。

「よちよち♡ いいこでしゅね〜〜♡」

上機嫌でガラガラを振る主…。彼女の瞳は嗜虐的な悦楽に昏く輝いている。もともと恥辱プレイに興味があったのか否かは分からないが、明らかにおかしな扉を開いてしまったようだった。

「膝丸ちゃん、しっかりおしゃぶり咥えられててえらいね〜〜♡」

つまり性戯の最中に膝丸が噛みつかないよう、ギャグボールの代わりにおしゃぶりで口に蓋をするというとんでもない発想である。その上赤ちゃんという設定だから言葉を話すことも許されない。この扱いに苦言を呈することは二重に封じられているのである。
当然だが平安生まれの太刀にとって赤ちゃんプレイなど前代未聞である。膝丸はなんとも言えない恥ずかしさと屈辱感にギリギリとおしゃぶりを噛み締めていた。

「ぅ…うう…」
「あれ? どうしたのかな? ご機嫌ななめだね? お腹すいちゃったのかな?」

彼女は意趣返しとして膝丸を辱めて楽しんでいるのだろう。すっかりこの設定になりきっている。ごそごそと胸元を広げて下着をめくり上げると、乳房を露出させ、おしゃぶりを奪って代わりに胸を口元に押し付ける。

「お腹すいちゃったならママのおっぱい飲もうね」
「ぶっ?! ん、んむっ?!」
「上手にちゅっちゅっできるかな〜?♡」

抵抗するもむなしく強引に乳首を咥えさせられ、無言の圧力で『吸え』と命じられる。恐怖に震えながらも膝丸は主の乳をぺろりと舐め上げて口内に引きこむ。刺激に応じて彼女の体がなまめかしくぴくんと跳ねた。

「んっ…♡ じょうずじょうず…♡ 」

さらさらと髪を撫でられる。まるで本当の赤子に対するかのような優しい手つきだった。

「ぢゅっ……ちゅ、ん……むっ…」
「もう…膝丸はおっぱいが好きなんだから♡」

一心不乱にちゅうちゅうと乳を吸っているとだんだんと膝丸もその気になってきて、いつものように桃色の突起を吸い出してぷくんと腫らしたあと、舌先で転がすように捏ね回した。甘噛みしようと思ったところで噛むなときつく注意されていたのを思い出し、唾液でぬめる乳首を上顎で擦り潰すだけにする。
きゅうっ、と敏感なそこを圧迫されて、膝丸の頭を抱いたまま彼女は小さく声を漏らす。見目のよい青年を赤子のように抱きかかえて乳を吸わせるのはかなり倒錯的で、自ら強制させたこととはいえ、ふだんでは感じられない興奮を覚えていた。

「うっ…ん、はぁっ…。こんな、えっちな吸い方をする赤ちゃんはいけない子だなあ…♡」
「んん…っ、ちゅっ…じゅぅ…っ♡」

くちゅくちゅと口の中で柔肉が転がされる。膨らんだ乳首を舌先でつつきながら、膝丸はもう片方の乳房へ手を伸ばした。柔らかな脂肪に指を食い込ませれば、とろけるように指の間からこぼれる。片方は濡れた粘膜で嬲られ、もう片方は大きな手で形を自在に変えられながら、彼女は快感に耐えるように背を揺らした。悔しい。膝丸を懲らしめるために赤ちゃんプレイを強制しているのに、このままだと彼のペースに持って行かれてしまう。いつも通りに攻められて感じされられては本末転倒である。

「う、…こらっ、ママのおっぱい弄っちゃだめ! 悪い子♡」
「んッ?!」

唐突に彼女の手が膝丸の下腹部へ滑る。ごつりと固いものが手のひらに触れた。そこはジャージの布を押し上げて山状に張り出している。

「あれ? どうしてこんなにココ大きくしちゃったの?♡ ママのおっぱい吸いながら興奮しちゃったのかな?」
「あっ、主!」
「うるさいなぁ、喋っちゃだめって言ったでしょ!」

思わず声を上げた膝丸の口に勢いよくおしゃぶりがねじ込まれる。主は服越しに熱の塊を愛撫しはじめた。

「おかしいなぁ〜赤ちゃんなのになんでおちんちんが固くなっちゃってるのかな?」
「ふっ、んんッ…!? ぐっ…!!」

ごりごりとさすってやればみるみるうちに質量を増していく。服の上からでも手のひらに伝わる熱。怒張しきったそこを撫でるたびにぴく、ぴくっと膝丸が苦しげに体をねじって悶える様が面白くて可愛らしい。

「んっ…おちんちんガチガチになっちゃったね♡ ママが見てあげるからお洋服ぬぎぬぎしよっか♡」

ジャージを引っ張り下ろせばぴんっと反り返ってはちきれそうな肉の棹が飛び出してきて手にぶつかった。おしゃぶりで塞がれたままふうふうと荒い息を漏らす膝丸は涙目で主を見上げている。すでに先走りでぬるついているそれを握って、ぬちゃぬちゃと体液を伸ばすみたいに卑猥な音を立てながら上下に動かす。

「こんなに我慢汁漏らしちゃって悪い子だね♡ すっごく固くなってるよ…。ママを孕ませたいのかな?」
「〜〜っっ!! ぁ、ふっっ!!」
「ママを犯したくなっちゃったの?♡ このおちんちんでママを孕ませたいの? いやらしい子♡ ここもパンパンだね、子種でいっぱいなのかな?」
「ぁうっっ!! ある…じ…!!」

嚢をくすぐりながらしきりに陰茎を扱く彼女の手に膝丸は己のを重ねて止めようとする。助けを求めるように掴まれた手の力はしかし弱々しく、本気で止めてほしいわけではないことは明らかだった。

「ん、ンっ…!! も、出る、からっ…!!」

膝丸は今にもこぼれ落ちそうなほど涙を溜めて首を振り、体を強張らせる。赤子のように膝に乗せられ抱き留められて、屈辱だと思いつつもいつもと違う異常なシチュエーションが興奮を昂らせていたのは間違いない。おしゃぶりごと歯を食いしばって射精に備えようとしたが、その瞬間、主がぱっと手を離してしまった。
急に快楽から弾き出された膝丸は、呆然としながら涙でにじむ視界で彼女を見つめる。射精寸前で止められた性器は太く膨れたままもどかしげにびくびくと跳ねた。

「っ…なんで……」
「ママの手にお漏らししたら駄目でしょ? 精液ぴゅっぴゅするときはちゃんとおトイレでしようね」

膝丸は青ざめた。まさかこの状態で厠に連れていかれて、幼児のトイレトレーニングがごとく屈辱的な格好で射精させられるのか…。
しかし心配は杞憂に終わったようである。主は脇に置いてあったらしい筒型の容器を手に取って膝丸に見せつけた。

「でも今日は特別にコレを用意してあげたから、トイレの代わりにこの中に出そうね♡」

彼女が手に握るそれは現代の文明の利器、つまりオナホである。無色透明のクリアタイプのものなので内部のぐねぐねした構造が透けて見えている。
しかし膝丸は用途が分からずぽかんとしていた。

「これを…どうするんだ?」
「まずはそこに膝立ちになってごらん」

うながされるままにそこに膝をつく。主は膝丸のうしろに回りこむと彼の腰に腕を回す。

「この中に膝丸ちゃんのちんちんを挿れるんだよ」

膝丸に見えるよう、オナホの入り口をぐぱっと開く。あらかじめたっぷりローションを仕込んであったそれはぐちゃあっと淫靡な音を立てながら糸を引き、濡れに濡れた中のヒダを見せつける。

「ひっ…?! なんなのだ、これはぁ…?!」
「はーい♡ これ以降は喋るの禁止♡」

言い終わるが早いか、ぶちゅ! と膝丸の口におしゃぶりが突っ込まれる。目を白黒させて仰け反る膝丸にはお構いなしに、彼女はオナホの入り口を亀頭にちゅっとくっ付けた。
射精の直前でお預けを食らっていた剛直がズブズブと飲み込まれていく。

「んッッ〜〜〜?!?!」

まるで女の膣内かのようにローションでぬるぬるに濡れたヒダがみっちりと包みこむ。想像だにしなかった刺激が恐ろしくて逃げるように腰を引いたが、背中にしっかりとくっついている主がそれを妨げる。中の肉槍の形を確かめるようにオナホをキツく握りしめ、惜しげもなくローションを垂らしながら前後に扱く。
じゅぽ♡ ぶちゅ♡ ぐぽっ♡

「んっんっ!?! ふっ、〜〜!!」
「気持ちいい? 我慢しないで中にぴゅっぴゅっしていいんだよ♡ 赤ちゃんは我慢なんてできないもんね?」

入り口の凹凸にカリを引っ掛けながらちゅぽんと引き抜き、反動で反り返った先端をねちっこく捕まえては再び奥の窄まりに導く。透明の膜越しにぐちぐちと握り潰されて快感から逃げるように膝丸の体がのたうつが、彼女の攻め手が緩むことはなかった。

「うふふ…腰揺れちゃってるね。かわいい♡ ほら、押さえててあげるから好きなように動いてごらん?」

主が囁いて両手でオナホを固定し動きを止める。ひっきりなしに与えられていた刺激が途絶えて物足りなさに思わず腰を突き出せば、生え揃ったヒダを掻き分ける感触が神経を逆撫でする。

「んうっ……う……ッ…」

快楽を知ってしまえば結局性欲には勝てない。屈辱感に悶えつつもずぷずぷと筒の中に根元まで埋め込む。
頬を涙で濡らし、おしゃぶりで栓をされた口からだらだらと涎をこぼしながら、膝丸は小さな入れ物に向かって腰を叩きつけた。

「んっ、激しいねー♡ オナホ破れちゃいそう…」

ぐん、と力強く突き出されるたびにオナホを握る両手が持って行かれそうになる。もどかしげに余裕なく出し入れされる肉の棒が膜越しに手のひらにぶつかり、その固さと大きさを再確認させられる。
ふーふーと喘ぎながら膝丸が彼女の手の上に自分のを重ね、きつく握りしめる。手でオナホを引き寄せ腰を突き出しぎりぎりまで押し込めば、奥行きの足りないそれは突き破れそうなほどに変形した。

「っ、はは……。ねえ、見て…。いつも私の中でこんなふうに動いてるんだね…♡」

透けて見えている赤黒いそれが、容赦なくオナホの形を歪めて激しく動いている様を指で示す。ぽろぽろ涙を流しながら腰を振る膝丸ほどではないが、彼女も頬を上気させてその剛直を眺めていた。

「すごい、力、つよい♡ 私、いつもこんなのを受け入れてたんだね…。膝丸が激しく突くから、きっと私の膣も変形しちゃってるんだろうなあ…♡」

ビクッと膝丸の体が硬直して痙攣するみたいに震えた。
オナホの中のものが跳ねる感触が手に伝わる。そのたびに奥にどぽどぽと白濁した液体が溜まるのが見えた。やがて彼が動かなくなったのを頃合いにゆっくりと引き抜けば、体液とローションにまみれた性器が外気にさらされてぬるぬると光る。

「いっぱい出たねー。よしよし、いいこいいこ♡」
「フっ……ぅう………」

ぐったりとうなだれる膝丸の頭をナデナデしてあげる。中身の詰まったオナホを床に置いて、こんなところでお仕置き赤ちゃんプレイは終わりにしてやるかと気を緩めた瞬間だった。

ブチッ

「……ん?」

なにかがちぎれる音がして、見れば膝丸の口からおしゃぶりがぽろりと落ちるところだった。
……噛み砕かれている。
続いて、ペッと口の中に残っていたゴムの部分が吐きだされる。床に転がったそれをよく見てみると、牙で噛み潰されてベコベコにへこんでいた。
おしゃぶりを喰いちぎるほどの力があったことに彼女は慄く。ではふだん、致している最中に体を噛むときは、これでも力加減してくれていたのだ。もし全力で噛まれたら肉がちぎれていたことだろう。
恐ろしいことだ…。無残な姿になったおしゃぶりを視界のはしに収めながら膝丸に向き直れば、目をぎらぎらさせてこちらを睨んでいた。

「ん…どうしたのかな、膝丸」

なんだか嫌な予感がして引きつった笑みを浮かべた彼女の腕が、強い力で掴まれる。

「……それで? 君は満足なのか?」
「え?」
「俺の無様な姿を見るだけで気が済んだのか?」

膝丸は彼女の股の間に膝を割り入れ、はだけていた胸を鷲掴みにする。ぐにぐにと乳房を揉みしだきながら同時に秘部を押して圧迫され、彼女は思わず呻きを漏らした。

「ぁ、な…なにするの!」
「さんざん甚振られたからな。今度は君を善がらせてやろう」
「ぃっ…いや、けっこうです!」
「物欲しげにこれを見ていただろう。本当はこんな筒ではなく自身の中に入れてほしかったのではないか?」

オナホを指して膝丸が嘲るように吐き捨てる。その手が服の中に滑り込み下着ごしに割れ目に触れる。

「ん……べちゃべちゃだな。俺のものを扱きながら濡らしていたのか? まったく君は悪趣味だな」
「ちっちがう! ひぁっ!」
「ならなんでこんなに濡れているんだ? いつもより多いじゃないか」
「んんっっ! やっ、指、いれないでぇ」

狭い道に膝丸の指が割り込んでくる。男のごつごつとした指先がまだ閉じている肉壷へと沈み、ゆっくりと中を押し広げるように侵入を果たしていく。浅いぬかるみをぐりっと責められると、膝丸の言うとおり彼を甚振りながら発情していた体は簡単に快楽に堕ちた。

「あっあぁ!♡ きもちぃ…っ」

ぐちゅぐちゅと淫らに蜜を滴らせながら腰をくねらせる。中を蹂躙され、柔らかだがキツく締まっていた肉壁が徐々にほどかれていく感覚に夢中になっていると、乳首に温かく湿ったものが絡みついてびくりとした。

「んっひっっ?! あっ、やらっ、吸わないでっ♡」
「ちゅっ…ん、君はいま俺の母という設定ではなかったか。赤子が乳を吸うのは当然だろう? じゅッ♡」
「あ゛〜〜っっ! そんなっっ…! あうッ…?!」

ぴんと尖った乳首を舌で圧し潰されて達してしまう。膝丸は力無く足先を震わせている彼女の片腿を抱えると大きく開かせる。剥き出しになった秘部から指を抜けば熱い体液が噴き出してきて床を濡らす。充血しきった花弁は蹂躙されたままの姿で横に広がり、中を埋めてくれるものを求めて口を開いていた。
一度欲を吐き出して萎えかけたそれは再び固く上を向いている。濡れた粘膜に亀頭を擦り付けると柔軟な肉は今にも飲みこまんばかりに形を歪める。

「今度こそ君の中に入れさせてもらおう」
「んあっ! だっ、だめ…! 赤ちゃんがママ犯すわけないでしょ…!♡」
「ああそうか…なら、もう一度俺を孕んでくれ?♡」
「なに言ってんの…どこでそんな言葉覚えてきたの? 膝丸ノリノリじゃない…? っっああ゛っ?!!♡」

指なんかよりずっと太く重いものがずぶぶっと肉を掻き分けて体内に入ってくる。奥の部屋に至るまで一息に縫い付けられてしまって、彼女は体をしならせた。
抵抗するように伸ばされた腕を捕まえて、膝丸は彼女の腰を引き寄せて恥骨同士がぶつかるほどに押し付ける。とろとろに蕩けた女の膣内を自身で掻き混ぜるのは先ほどのオナホなんかよりずっと心地よく、たまらなくなって腰を打ち付けた。

「やはり主の中が一番気持ちいいなっ…♡」
「んっああ゛っあ、馬鹿っ…!!♡ もうっ、こんなことするために赤ちゃんプレイしてたんじゃないのにぃ…!」
「そうだったのか? 君も楽しんでいたではないか…♡ ほらっ、俺の母上はとんだ淫乱だな! 赤子に乳を吸われて感じたあげくに犯されて善がっているのか♡」
「あああっ?!! やだっぁ!♡ そこぉ!♡」
「なにを今さら。こうして、奥を突かれるのが好きだろう?」
「ひ〜〜ッ?!♡ あ゛っ…固いよお…! 興奮しすぎ…!! こわれちゃうよぉ♡」
「赤子が出てくる穴がこの程度で壊れるわけないだろう、母上?♡」
「あっあっ!♡ あ♡ ごめんなさいぃ♡ こんなおっきい赤ちゃんいない!♡ あンっっ気持ちいいよぉ♡」

ばちゅん! ばちゅん!♡ と固い楔が叩きつけられて粘膜同士が摩擦される。締め付けにあらがって乱雑に穴を使われる。敏感な胎の中を嬲られる快感に屈服せざるを得ず、膝丸の背にすがりつくように必死に指を立てた。柔らかな腟壁は膝丸のものを包みこんで広がり、さっきのオナホのようにめちゃくちゃに形を歪められている。遠慮なく突かれて中を犯される喜びに喘いでいると、再び乳首をちゅうっと吸い上げられて背が反った。

「あうっ…♡ や、やだ…中ずこずこしながらおっぱい吸っちゃだめぇ…!♡」
「そうか…君は噛まれるより吸われるほうが好きだったのだな。今まで気づかなくてすまなかった」

ぢゅっっと牙の間から強く乳を吸われたとたんに目の前が白くなり、お腹の中が波打って絶頂した。敏感になった腟壁が蠕動しながら彼のものにびったりとくっ付いて、ますます貪欲に快感を奪い取る。
引き抜かれた陰茎が乱暴に奥に打ち込まれ、子宮口を叩かれるとぶしゃっと愛液が噴き出した。

「おやおや。俺に漏らすなと言ったくせに当の君の股は躾がなっていないようだな」
「ぁ゛っえ…♡ ちが、う…っっ!」

痙攣している彼女の足を担いで抽送を再開する。結合部は濡れて光り、彼女の柔らかな粘膜に赤黒く太い陰茎が突き刺さっている光景に興奮した。

「ああ゛うッッ!! ひざまる、膝丸が、激しくするから悪いのっっ…!! 馬鹿ぁ…♡」
「っ、はー…、すまない、なんせ俺は赤子だからなぁ…君のここで教育してもらわなければっ♡」

跳ねて逃げそうになる足を押さえつけ、せわしなく抜き差しを繰り返す。ほとんど身勝手に犯されている状態で彼女は泣きながら首を振りつつ、しかし何度も上り詰め甘く痺れた体はどこを突かれても気持ちいい。精をねだるように絡みついてくる膣襞に扱かれて、膝丸も限界が近かった。

「っ…もうだめだ、出すぞ…!!」
「〜〜っっ?! こ、こらっっ…!? い゛ッ…?!」

どぼっと温かい体液に胎の中を満たされる。
膝丸は倒れこんではぁはぁと全力疾走したあとみたいに息を荒げる。絶頂の余韻でうまく動かない腕で彼を受け止めながら、彼女は内心で深くため息をつく。
恥辱赤ちゃんプレイで膝丸を懲らしめるはずだったのに形勢逆転され、あまつさえ嬉々として種付けされて、わけがわからない。計画が丸崩れだった。

「はぁ……、気持ちよかった。やはりあんな筒より君の中に出したい」

笑みをたたえた膝丸の唇が彼女のものに重ねられる。
ようやく一物を抜かれた彼女は疲弊しきってぐったりとしていた。

「最初は何かと思ったが、俺が赤子で君が母という設定も悪くなかったな♡」
「いや、私はもういいわ……」
「そうか…? 俺は好きだぞ。ただ、あのおしゃぶり? よりはこっちのほうがいいな」

ちゅっっ♡ と嬉しそうに乳に吸い付いてくる膝丸に、やり方を間違えた…と彼女は頭を抱える。これから噛み痕をつけられることは減るだろうが、おかしな性癖の扉を開いてしまったことは否めなかった。


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